気になった記事を保存したのに、あとで開くと「なぜ保存したんだっけ?」と思うことはありませんか? 記事を読んで浮かんだアイデアも、そのときChatGPTと話したことも、一緒に残しておけたら便利ですよね。
ChatGPT Spaceを使って、記事の要点、自分の考え、まだ答えの出ていない問いを一つの読書ノートにまとめてみましょう。Clip & Chatで記事本文を渡すところから、あとで使えるノートに育てるまでの流れを紹介します。
ChatGPT Spaceには、記事も自分のメモも残せる
Spaceのページは、メモや調べたことを書き残せる文書です。文章を貼り付けたり、リンクやファイルを添えたり、会話をもとにページを作ったりできます。関連するページをテーマごとのスペースにまとめることもできます。OpenAI公式ガイド
たとえば「仕事でのAI活用」というスペースなら、次のような内容を集めていくイメージです。
- 読んだ記事:他社がAIを導入した事例と、参考になった点
- 自分のメモ:いまの業務で試してみたいこと
- 振り返り:実際に試した結果と、次に変えたいこと
記事を増やすだけでなく、自分が何を考え、何を試したかまで残す。それなら次の記事を読んだときにも、前の考えとつなげられます。
Spaceが有効なChatGPTアカウントで利用できます。見当たらない場合は、まず通常のチャットでノートの内容をまとめておくところから始められます。
1. 気になった記事をClip & Chatで渡す
iPhoneのSafariで記事を開いたら、「共有」から「Clip & Chat」を選びます。本文の確認画面が表示されたら「本文を渡してChatGPTを開く」をタップします。
長い本文を指で選択してコピーする必要はありません。 Safariでログインして読んでいる有料・会員サイトの記事も、本文をまとめて渡せます。

Clip & Chatが渡す先はChatGPTのチャットです。Spaceのページへの保存は、このあとの操作で行います。初めて使う場合は、本文を送る手順も参考にしてください。
2. 要約の前に「自分が気になった理由」を添える
本文の末尾に、短く自分の関心を書き足して送ってみてください。
この記事を読んで、うちのチームでも会議後の作業を減らせそうだと思いました。ただ、AIの出力を確認する手間が増えないか気になっています。記事の中で参考になる点と、私が試す前に確認すべき点を分けて整理してください。
きれいにまとめる必要はありません。「この意見には少し違和感がある」「前に試して失敗した方法に似ている」でも十分です。
その一言があると、あとからノートを見たときに、記事の内容だけでなく当時の自分が何に引っかかったかを思い出せます。
3. 会話を読書ノートのページにする
話してみて残したい内容ができたら、ChatGPTにページ作成を頼みます。公式ガイドでも、既存の会話をもとにページを作る方法が案内されています。ページの使い方
たとえば、次のように頼めます。
この会話をもとに、読書ノートのページを作ってください。「元記事のタイトルとURL」「記事の要点」「私が考えたこと」「まだわからないこと」「次に試すこと」の順でまとめてください。記事に書かれていること、私の発言、あなたの提案を混ぜないでください。私が言っていない感想は補わず、不明な出典は不明としてください。
完成したページは、記事の要約が合っているか、自分の発言とAIの提案が分かれているかを確認します。元記事のURLも残しておけば、必要なときに読み直せます。
ノートの見出しは、記事のタイトルをそのまま使うより「会議後の作業を減らすには」のように、自分が考えたい問いにすると探しやすくなります。
4. テーマごとに集め、試した結果を書き足す
Spaceの「All」から「New」→「Space」で、テーマのスペースを作れます。最初は「仕事でのAI活用」「文章の書き方」「次の旅行」など、いま関心があるものを一つ選んでみてください。スペース作成の手順
先ほどの読書ノートをそのスペースに整理したら、別の日に思いついたこともページに追記します。新しい記事がなくても構いません。
たとえば、会議のあとにこんなメモを残します。
試したこと:会議メモから担当者ごとの次の作業を整理した。
気づいたこと:担当者が曖昧な項目は、結局その場で確認が必要だった。
次に変えること:会議の最後に、担当者と期限を確認する時間を取る。
これは記入例ですが、こうして結果まで加えると、読書ノートが自分の仕事の記録にもなります。
5. 次の記事を、前の考えと比べる
関連する記事を読んだら、新しい本文だけで結論を出す前に、前のノートも材料にしてみましょう。ページでは、既存のページやチャットを参照として追加できます。ページで資料を参照する方法
比較したいページを指定してから、こんな質問ができます。
この新しい記事と、参照した読書ノートを比べてください。共通する考え、食い違う点、前提条件の違いを整理し、私が以前考えていたことで見直す候補を挙げてください。参照できない内容は推測しないでください。
すべての保存内容を自動で読んでいる前提にせず、今回比べたいノートを選ぶのがコツです。「前はそう思っていたけれど、今は違う」と気づければ、残したメモが次の判断に役立ちます。
次に読む一記事から始める
最初から大きな情報庫を作ろうとしなくても大丈夫です。いつも読んでいる記事を一つ渡して、「自分はどこが気になったか」を一言添える。残したい会話になったらページにする。その繰り返しで、記事と自分の考えがつながっていきます。
質問が浮かばないときは、記事を仕事に活かす5つの質問例から一つ選んでみてください。
Clip & Chatは5件まで無料。次に気になった記事を、自分の考えと一緒に残してみませんか?